2024年度「プログラミング言語1」「プログラミング言語演習」のページ

練習問題

2024年5月23日出題

テスト用にサンプルデータを作るでしょうが、サンプルデータは提出しないでください。

  1. 標準入力から2016個の整数を入力し、以下の値を標準出力に出力するプログラムを、それぞれ、書け。 入力される整数はlongで表現できる範囲に収まると仮定してよい。

    1. 正の整数の個数と負の整数の個数

      注意
      0は正でも負でもない。
    2. 絶対値が素数である整数の個数と絶対値が合成数である整数の個数

      注意
      01は素数でも合成数でもない。
  2. 標準入力から2016個の整数を入力し、以下の通り標準出力に出力するプログラムを、それぞれ、書け。 入力される整数はlongで表現できる範囲に収まると仮定してよい。

    1. 最初に正の整数のみを入力された順に出力し、そのあとで負の整数のみを入力された順番に出力する。

      注意
      0は出力しない。
    2. 最初に絶対値が素数である整数のみを入力された順に出力し、そのあとで絶対値が合成数である整数のみを入力された順に出力する。

      注意
      011は出力しない。
  3. 2016個の浮動小数点数を入力し、以下を行うプログラムを、それぞれ、書け。

    1. N = 1 , 2 , 3 , , 2016 に対して、最初のN項の平均を順に出力する。すなわち、入力値を x 0 , x 1 , x 2 , , x 2015 とすると、 x 0 , ( x 0 + x 1 ) 2 , ( x 0 + x 1 + x 2 ) 3 , …, ( x 0 + x 1 + x 2 + + x 2015 ) 2016 を出力する。

    2. 3個の数値が入力されて以降、過去3個の平均を順に出力する。すなわち、入力値を x 0 , x 1 , x 2 , , x 2015 とすると、 ( x 0 + x 1 + x 2 ) 3 , ( x 1 + x 2 + x 3 ) 3 , ( x 2 + x 3 + x 4 ) 3 , …, ( x 2013 + x 2014 + x 2015 ) 3 を出力する。

    1. 2016個の浮動小数点数を入力し相加平均と相乗平均を計算して出力するプログラムを書け。

      ヒント

      相乗平均は ( n = 1 N x n ) 1 N = exp ( 1 n n = 1 N log x n ) を使って相加平均に帰着させて計算すると便利。

      exp X e X の別表記。 X の部分が複雑になったときに見やすくするためによく使われる。


奈良女子大学生活環境学部文化情報学科生活情報通信科学コース